素敵な頂き物
□ギリギリHero
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「高杉くん、大丈夫ですか…??」
「銀…時。
お前なんで……」
「銀八に頼まれたんです。
“俺の生徒をストーカー野郎から守って欲しい”ってね…」
張り紙張られる前から、知っていたようだね。と銀時が言うと壁と体で挟まれ
「んんッ!!?」
「高杉くんってさ、私の事“好き”でしょう」
私は、前からずっと君が好きでしたよ…。
「―…ッッ///」
こいつ…今何した…??
「ねぇ、どうなの??」
唇が熱い。
それより、あいつが触ったところ全部熱い…。
「もし、そうならあのオジサンからも他の奴等からも守ってやりますよ…。」
嗚呼…、俺はこいつが好きなんだ…。
今日初めて会ったというのに。いわゆる…一目惚れってやつだろう…。
今…目の前に居るだけで、緊張してて嬉しい…。
「どうなんです??」
「…あ、ぁ」
「ちゃんと言葉で伝えて下さい♪♪」
「っの野郎…」
銀八と性格もそっくりでいやだけど、やっぱり…
「銀時が…好き、だ。」
「いい子ですね…晋助。
此処から、私の家近いんですが、寄りますか??」
トシに電話しないといけないんだけど…
「無言は承諾とするよ…」
あぁ…。
「もう一回良いですか??」
「何を…」
ホント信じらんねぇ…。
答え聞かなくてもする気満々じゃねぇかよ…。
「ん…ふぁッ、ぁ…ッ」
「可愛いですね、晋助。」
つくづく信じらんねぇ…いきなり、舌入れてくるか…??
「顔真っ赤ですよww」
「てめェもじゃねぇかよ」
「そうですか??」
「そうだよ!って、何してんだよ…。」
腕を腰まで回されて、抱き締められる形になった。
銀時の匂いが好き…。
とても良い匂い。
そして…小声だけど…
確かに聞こえたんだ。
「やっと…手に入れた…。」
そう言い、抱き締めている力が込められた…。
それが嬉しくて俺も銀時の腰に手をまわした…。
「君は私のモノです…。
必ず君を守ります。
愛してますよ…晋助。」
「俺、も…。
ずっと、側に…居ろよ」
「もちろんです」
もう少しこのままでいたい俺は…おかしいだろうか…。
いや、おかしくないよな。
「(大好きだ…。)」
なんて、まだ言ってやんねぇかんな…。
時間が経ったら…な。
言ってやるよ…。
利子つき…でな。
*fin*(オマケ有り)