Novel2
□俺が中心
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口答えしようなんて思うなよ。
俺がNOと言えばNOなんだ。
俺が黒を白だと言えば黒も白になる。
俺はお前の世界の中心だ。
お前の中の全ては俺が中心に回ってる。
だからお前は俺を慕え。
俺はお前の彼氏様だろう?
俺を大切にしないと痛い目を見るぞ
だからお前は俺を心底愛せ。
我が儘?理不尽?
生憎だが俺はそんな言葉は知らない。
俺の辞書にはそんな言葉など存在しない。
だからそんな言葉俺には理解出来るわけがない。
だから俺がお前を好きだと言えば、お前も俺を好きだと言うんだ。
異論は認めない。
さぁ言え。
俺が好きで好きで死にそうだ、と。
俺の為ならなんでも出来る、と。
俺さえ居れば他は何もいらない、と。
どうした?言えないのか?
お前は俺が好きなんだろう?
こんな事容易い事じゃないのか?
どうした、声が小さくてよく聞こえない。
次ははっきりと俺に聞こえるように言え。
チャンスはあと一回だけだ。
次も声が小さければ、…そうだな。
これから一生…、
○。゜〇
キスは必ず、お前からだ
〇゜。○
ちゃんと言えないならもう俺からはしない。
どうする?
俺はどちらでも構わないぞ?
20100715
一片一檎
Hitohira Ichigo
*
Afternoon tea