lion's lovely cat

□hell law
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「ユエ…っ……クソッ!!なんで…!!!!」



「それは俺らが答え持ってる。」

ケビンと部下が一斉に姿現しで現れ、生徒を黙らせた。



「フォライズ家には8つの禁術があって俺らはそれが使えるんや。
こんな状況でまた見せるのは悪いんやけど見せるのは聞くよりわかりやすいやろ。」


ケビンがつえを振るとピクシーが現れた。



よく見とき。



ケビンはそれを言うと部下が一斉に杖を構え一人の男性が唱えた。



「第1の禁《等活地獄》
殺生。いたずらに生き物の命を断つものが、懺悔しなければ必ずこの地獄に堕ちる。
獄卒に身体を切り裂かれ、粉砕され、死ぬが、涼風が吹いて、また獄卒の声で元の身体に等しく生き返る、という責め苦が繰り返される。」


つまり鬼たちは地獄から呼び出され、地獄におとされた、ということだ。


「この地獄で精神がイカれた奴が消滅する。」


ピクシーは泡を口から吹いて動かなくなった。

ケビンはそれを消すとまた新しいピクシーを呼び出し、次の禁術を命じた。



ユエがいなくなった経由はこれを通さないといえれない。





「第2の禁《黒縄地獄》

殺生・盗み。殺生のうえに偸盗(ちゅうとう)といって盗みを重ねた者がこの地獄に堕ちる。
熱く焼けた鉄の地面に伏し倒し、同じく熱く焼けた縄で身体に墨縄をうち、これまた熱く焼けた鉄の斧もしくは鋸でその跡にそって切り、裂き、削る。この苦しみは、先の等活地獄の苦しみよりも十倍だ。」



またピクシーは動かなくなると生徒は少し気持ち悪そうに顔を青ざめていた。


「次からはトロールにしようか。まだあいつらのほうが耐える。」


ケビンはそういうと呼び寄せ魔法でトロールを呼び出し、生徒と自分達の間に結界を張らせた。



「第3の禁《衆合地獄》

殺生・盗み・邪淫。先の二つに加えて淫らな行いを繰り返した者が落ちる。
多くの罪人が、相対する鉄の山が両方から崩れ落ち、圧殺されるなどの苦を受ける。剣の葉を持つ林の木の上に美人が誘惑して招き、罪人が登ると今度は木の下に美人が現れ、その昇り降りのたびに罪人の体から血が吹き出す。鉄の巨象に踏まれて押しつぶされる。」



トロールは何かに打ち付けられたみたいに呆然とし、動かなくなった。
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