lion's lovely cat

□winter holiday
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『フィンいる?』

暗い店の中から怪しい男の人が薄ら笑いを浮かべながら出てきた。

「いらっしゃいませ、ユエ様。」

『いい加減この体治して。』

「いいじゃないですか。」

フィンはそう言うと杖を取り出しユエに向かって呪文を唱えた。


ユエにそれは直撃し、体中に切り刻まれたような傷ができた。

『私で遊ぶな。』


ユエの傷はみるみる治っていき、最終的には完治してしまった。


「私の先祖が唯一成功した一人の子供なんですから。治し方なんてありません。」


だからわかりません。とフィンは言った。


『私が生まれて1012年。ホグワーツの創立者からヴォルデモート…全てを見てきた。』


私は不死だ。しかし不老ではない。


「貴女は実によくできた実験体だ。フォライズ家に生まれてくる運命を背負い、年をとって死ぬ。
そしてその墓から貴女が子供に若返り生まれて来る。」


つまり人生のリセット。



『だからもう終止符を打ちたい。』

「無理です。できません。」


ユエは悔しそうに顔を歪めながら礼を言うと店から出た。



ユエは魔法で一気に漏れ鍋へ飛んだ。





『遅れてごめん。』

ユエが着くとみんなすでに集まっていてそれぞれに買い物をしていた。

「こんなに買ったけど良かったのか?」

シリウスは悪戯道具やら学校で必要な物を指差した。

「実は僕も箒を買っちゃった(汗)」

性能はいいけど一番高いやつ!!!!
ジェームズは頭を下げながらユエに言った。

ピーターやリーマスはまともな本や薬草を沢山買っていた。


『別に構わないよ。このくらい使ったうちにはいらないし。』


さすがフォライズ家…!!!!と驚かされつつもみんなホッと息を吐いた。


『それがまだ私店回れてないんだ!着いて来てもらえない?』

ユエがにこやかに言うともちろん。とみんな同意してくれた。


『荷物は送っておくから。』

ユエが杖を取り出しみんなの大荷物を屋敷へ送り飛ばした。














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