lion's lovely cat

□cat day
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みんなは私を見るとホッとしたような表情をしながら聞いて来た。

「どうしたの?」


ユエは一応フードを被り、耳と尻尾がバレないようにしていた。


「ユエチャンそんなことしてもバレちゃうよ。」


シリウスはユエのベットに腰掛けるとチョイチョイとユエを呼び寄せ、スッポリとユエを抱き締めた。


「ユエチャンの秘密知りたい?」


ユエを抱き締めながらみんなを見渡した。


みんなは頷くとユエが用意したイスにそれぞれ腰掛けた。



「ユエはね。」


シリウスがジッとしているユエのフードをずらした。
するとピョコッと可愛い琥珀色の耳が飛び出した。


「ユエ可愛いわv」

「えっ!?これ凄い悪戯道具だねv」

「可愛いね////」

ジェームズは悪戯道具を使ったのだと思っているのか興味津津に見ていた。



『これは魔法じゃないよ。』

ユエは諦めたように言うとニッコリ不敵に笑った。
そのままシリウスにもたれ掛かると話始めた。



『フォライズ家の者は代々2月22日、猫の日にはこんな姿になるの。
まぁ、【獅子の愛猫】って言ったらわかるよね?』

ユエの言葉になるほど、と関心していた。

『シリウスったらこの日には絶対私のとこに来てたの。』


この姿が見たいばかりにね。
とシリウスが付け足すとユエの耳を弄り始めた。

「ユエのその姿ファンの子が見ると大変なことになりそうだよね。」

リリーの言葉にみんな苦笑いしながら同意した。

「ユエチャン可愛いからみんなに見せたくないなぁv」


シリウスが次に尻尾に手を這わした時だった。


『ニャアッ…ッ////』

「「「「(エロいんですけど////)」」」」

『シリウス尻尾はにゃめっ…』

ユエは顔を真っ赤にしながら言うがあまり説得力はなかった。



「ユエチャンの可愛い声を尚更晒したくないな。」

『ッ…出させたのはシリウスでしょ?

リリーいこう。』


みぞおちにユエの鉄拳を入れるとフードを被りさっさと部屋から出て行った。
















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