lion's lovely cat

□darkness emperor
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『もう終わり?』

ユエが手をヒラヒラさせながら言うと癪に障ったのか先ほどより強力な魔法が次々と唱えられていった。


『クスクス
ルシウス
ナルシッサ
ベラトリック・ベストレンジ
ラバスタン・ベストレンジ
フェンリール・カルバック
アントニン・ドロホフ
顔を隠さなくとも結構よ。』

次の瞬間死喰い人のローブはズタズタになりハラリと顔が見えた。


「なぜわかった?」

ヴォルデモートがニヤニヤ笑いながら聞いてくるとユエも笑いながら返した。


『私と私の部下でホグワーツには許可なしで入れなくしている。
しかし貴方と死喰い人は入ってきた。
貴方ならまだしも死喰い人みたいな低レベルな奴等が入って来れるはずがない。
そうなるとこのホグワーツ生になる。』


ユエはスラスラと言うとヴォルデモートは正解だ。と呟いた。


『もう話はしたくないから終わらせるよ。』

ユエが杖を取り出すとヴォルデモート卿は顔から笑みを消し、死喰い人を下がらせると自分自身が出てきた。


「獅子ではなく蛇の愛猫となるのだ。」

『トム・リドル…かつての友人。
私は貴方に嫌悪の意を払う。』


次の瞬間森の木々がざわめき、ユニコーンの鳴き声が響き、お互いの莫大な魔力がぶつかった。


『クスクス 手を抜いていたら命取りになるよ?』

ユエは余裕と言ったように言うと力を強めた次の瞬間だった。


「部下たちよ!杖を取り出せ!」

ヴォルデモートがそう言うと死喰い人は素直に杖を取り出した。


「お互いに突き付けあえ!」

なっ!!!???

「さぁユエ!!!!
大事な大事なホグワーツ生が死ぬぞ?」





『プッ』



ユエはクスクス笑い始めるとまた力を強めた。


『勝手に死んでちょうだい。
私は死喰い人が死のうがどうしようがしらないわ。』

ユエは嫌いな人をトコトン嫌う。
まさに死喰い人はどうでもいい存在。

消えるのなら勝手に消えてくれ、と言いたくなる。














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