lion's lovely cat

□again
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私たちはもうすぐ2年生になる。


「ユエ今度オレん家のパーティーきはる?」

『行くよ?
改めて挨拶しなきゃならないし。』

2人は終了式の日にあるパーティーについて話していた。
終了式が終わり次第ケビンの家に行き婚約発表をする。


「ユエが嫁はんか〜♪」

『クスクス あら不満?』

「ちゃうわv」

2人は談話室の掲示板に寄り掛かかって話していた。
チラッとみんな見てくるが2人の話は絶対邪魔はしてこないのが鉄則。


「ユエと結婚したら俺が嫁がなあかへんのやな。」

そうなるだろう。
なんせユエはたった一人のフォライズ家の血をひいている物である。

その上フォライズ家はグリフィンドールの代表の家であって絶対途絶えてはならない…



だから私が造られたんだけど…



『ウルナの名前も結構好きだけどね(笑)』

「ユエ〜v」


こんな私たちはいつの間にか有名なバカップルになっていた。


「ユエ。」

『あ、ちょっとごめんねv』

ユエはケビンから離れると少し怒り気味のリリーに近付いた。

「何考えてるの?」

『え?』

「あなたウルナと結婚するの?」

『そうだよ。』

ユエはリリーが言いたいことをわかっていた。




シリウスは?




しかし今の私にはシリウスは関係ない。

『シリウスは関係ないでしょ(笑)』


ユエはそう言うと談話室のソファーに座っているシリウスを見た。

周りに女の子たちが群がりワイワイ話をしていた。

そしてシリウスは笑っていた…
あの時までは私だけに見せていた笑顔だったのに、昔は周りには苦笑いしてたのに…


「気になるんじゃない!!!!
素直になりなさいよ!」

ユエはリリーに顔を戻すとニコッと儚げに笑った。














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