lion's lovely cat

□darkness emperor
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フクロウが不気味に鳴く深夜。ヒューとまた気味悪さをかもしだすように風が鳴り響いていた。


『ピクッ』

そしてユエ・フォライズはベッドで寝ていたにもかかわらず身を起こすと身支度を始めた。


横ではリリーがスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている。


『いってきます。』

それだけ言うと女子寮から姿を消した。





『ケビン。』

「はい。」

談話室にユエがつくとすでにケビンは起きていてホグワーツのローブを深く着ていた。


『わかってるよね?』

「はい。」


そして2人は姿をくらますとそこには暖炉の火が寂しく燃えていた。

















禁じられた森にユエはいた。
ケビンは湖に配置している。

『出てきなさい。』

ユエは紅い目を細めるとうっすら笑いながら誰もいないはずの森で喋った。


「ユエ…獅子の愛猫…」

『クスクス 何の用かしら?』

そこにはヴォルデモート卿が死喰い人を連れて闇から現われた。



「さぁユエよ。
私の配下となれ。」


『馬鹿じゃないの?
私は代々グリフィンドールに仕えてきたフォライズ家。
貴方なんかに仕えないわ。』

ユエが睨みを利かすとその場にいた死喰い人たちが呻き跪き始めた。


「ほぅ?服従魔法でもかけたか。」

『は?私がそんな最低な魔法使うわけないでしょ。
私の威圧に尻尾を下げた弱虫なチワワよ。』

動きたいが動けれない死喰い人はユエの威圧によって体の自由が奪われていた。

「言ってくれるな。」

ユエは不敵な笑みを浮かべながらヴォルデモートと反応を楽しんでいた。




「力づくでいくのは気が進まないな。」

『同感。』

「しかし配下とならぬなら仕方ない。」

ユエの威圧が緩んだと同時に死喰い人が杖を構え攻撃魔法を唱えた。



『雑魚が集まっても雑魚だ。』

パチンと指を鳴らすと全ての魔法が光が弾けたように消えてしまった。
















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