lion's lovely cat
□closing ceremony
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今日で1年生が終わる。
私の来年はここの生徒としていられる保証はないけれど…とても楽しい1年をありがとう。
「これから各寮の順位を発表するのでよく耳の穴をほじって聞いておくれ。」
ダンブルドアの響く声に生徒一同ドキドキしながら聴いていた。
ユエはこの時だけは教師側の前に並んでいた。そしてその周りにはケビン並びフォライズ家に忠心を誓う家系の生徒と変わらない年齢の人たちがフードを深くかぶって佇んでいた。
彼らは平然と無表情で氷のような目で見ていた。
「なぁ、なんでユエがあっちにいるんだよ。」
グリフィンドールの席ではシリウスがブスッと不機嫌そうに座っているのがユエの目にも飛び込んでくる。
あちらに無理にでも行ったほうが良かったのかな・・・
ユエはシリウスにちゃんとするように視線を送ると気付いたのかめんどくさそうに座りなおしていた。
ジェームズ、リリー、リーマス、ピーターはダンブルドアの発表が今か今かと待っているのがわかる。
「それでは・・・・レイブンクロー102点!!!!
パッフルパフ107点!!!!」
そこでダンブルドアは間を開けるとみんなの息をのむ声が聞こえた。
「スリザリン118点!!!!
グリフィンドール120点!!!!」
わぁぁぁぁぁぁあああああああ
グリフィンドールからは盛大なる歓声と拍手の音が鳴り響いた。
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