lion's lovely cat

□foolish person
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あの2人だから変なことしなきゃいいけど。ユエは2人に目を光らせた。




『杖を構えて。







3』


3のときには既に2人とも術を唱え、グリフィンドール生は2人とも衝撃を食らったが持ち堪えた。


『最低』

ユエはボソッと零すと試合の行方を見た。


「エクスペリアームズ!転べ!」


グリフィンドール生が術をかけるとナルシッサもルシウスも転んだ。
転んだ時点で負けなのでユエはホッとしていた。



しかしルシウスはすばやく杖を振り上げ唱えた。


「サーペンリーテイア!ヘビ出よ!」



『愚かな…』


ユエはルシウスが召喚したヘビとグリフィンドール生の間に立ちはだかるとパチンッと指を鳴らした。



すると向かってきていたヘビが方向転換し、ルシウスに向かっていった。


『あなたが出したのだから消すこともできるでしょう?』


ユエは不敵に笑うと動揺し、腰を抜かしているルシウスを見下ろした。



「ユエ!!生徒に何かあってもいいのか!」

『先ほどまでと随分態度が違うな。』

ユエが近付くとヘビはルシウスに絡み付いた。

『威勢がなくなったぞ?私はお前なんて殺したくないのだが。


相手を思いやる気持ちがないなんて最低だ。
そんなやつを生かしておいて得はない…』


ユエはそう言うとヘビを消した。


「ルシウス!」

すぐさまナルシッサがルシウスに近寄ると私に言われて悔しいのか早足に教室を出て行った。




『さて、と。
先輩方は仲間っていますか?』

するといるよ。とグリフィンドール、スリザリンからも返ってきた。


『その仲間が傷つけられそうになっているのを見た時、助けられると言い切れますか?』

するとみんな黙り込んだ。

『闇に対する防衛術とはその仲間を守る力をつける授業です。
そのためには今のように戦いを想定しなければなりません。』


ここで言葉を切るとニコッと笑った。



『他寮の生徒同士ですがホグワーツ魔術学校の生徒には変わりありません。みんな仲間です。』













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