lion's lovely cat
□Have a job
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次の瞬間ユエの目の前にはこの慣れ親しんだ実家があった。
誰がどこから見ても豪邸で入り口には獅子の像が置かれていた。
『帰ったわ。』
ユエはドカドカと屋敷内に入るとたくさんの屋敷僕が待っていたみたいだった。
「おかえりなさいませ。」
「お元気でしたか?」
「学校は?」
とみんな口々にユエを心配していた。
ユエはちゃんと答えると自分の書斎に向かった。
カチャリ
すると目の前には膨大な資料が積まれていた。
『ガウス?』
「ユエ様!!」
久々に会う屋敷しもべにユエは抱き付いた。
ユエにとってガウスは一番最初の屋敷僕でありユエの資料を手伝ってくれている信頼できるやつだ。
「これらの資料は私には不可能でして…」
確かに私の直筆サインや私の考えを書くようになっている。
『何か変わったことは?』
「ありません。早く終わらせてホグワーツにお戻りくださいね。」
ガウスは紅茶を置くと部屋から出て行った。
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