ガロファノの花弁

□Fallen Angel.
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執刀医、Guliermo=Leoncavallo


助手、Licia=Leoncavallo


被験体、CODE:S





頸部から下腹部の切開。
心臓の切開、及び摘出。
肺の切開、及び摘出。
胃の切開、及び摘出。
十二指腸から大腸の摘出。
頭部切開、前頭葉摘出。
両上腕部から切断。
両大腿部から切断。

切開、摘出、切断した部位をそれぞれ元の位置へ戻す。

各臓器の完治までの時間は約2秒から46分17秒。最速は脳の2.02秒。最も遅いものは腸の46分17秒。生命活動に特に重要な部位から優先されるようだ。
切断の損傷においては皮膚の再生は4.87秒で完了。内部までの完治は約8.32秒。

執刀後、助手及び被験体の精神面に異常有り。助手は執刀によるストレス、被験体はウイルスから来る一時的な躁鬱と見られる。
どうやら被験体の躁鬱は、CODE:Lとの接触によって抑えられるようだ。CODE:Lは被験体としては非常に脆弱な失敗作だが、その程度には利用価値があるようだ。しかし被験体ニ体の体液は互いにとって害がある為、過度の接触は禁ずる事にする。こんな事で貴重な被験体を失う訳にはいかない。彼等の存在は、我々人類の進化に一つの可能性を見出だしているのだから。

彼等によって、我々人類は永遠の夢である不死を??????????



【データは現在も捜索、復元作業続行中。尚、一部のデータは戦闘部隊には非公開】







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