◆小説◆
□ガラス越し
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教室を出て、廊下を歩いていると、ふと、ある教室の室内を見て、太公望は固まった。それは5組だった。
ガラス越しに見えたのは、長くてきれいなピンク色の髪をした、ひとりの女子生徒。
「(あれが…転校生か)」
1組にも美人で知られる公主がいるが、負けないぐらいきれいだ。
立止まっている太公望に気付き、天化も目線の先を追って教室を覗いてみる。
「転校生ってあのコさ?めっさ美人じゃん…でもスース、スクールバス来ちゃうからそろそろ行こ?」
「あ、あぁ…」
太公望は去り際にもう一度振り返ると、その転校生もこちらを見て微笑んだ気がした。
……つづく……
*あとがき*
あんまり話が進みませんでした。
またこれから色んな方向に話を展開させていこうと思います!!