銀魂部屋

□勘違いには気をつけろ
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「プリント、ここに
置いとくぜ。」

机にプリントを置き
銀八に呼びかけて部屋を後に
しようとすると
引き止められた。

銀八が俺の腕に
しがみついている。


「なっ!なななななな何すんだてめぇ!!!」


(いきなりどうしたんだこいつ。
つーか、えええぇぇええ!!?)


「んんー、
定春...ダメだってぇー」


え.....定春?


落ち着いてよくみると
俺にしがみついてきた時だろうか
銀八の顔からジャンプが
落ちていて、銀八の目は
閉じられていた。


起きたんじゃなかったのか?

「まだ寝てる..?
これは..寝相と寝言か??」


(んだよ、びっくりさせんな、
ちょっとドキっとしたじゃねーか)

勘違いしかけた自分に
赤面する顔を覆いながら
銀八に話し掛けた。


「ったく、俺は
定春じゃねーよ。」


俺の腕に絡まっている
銀八の手を解き、
部屋を出ようと思ったが


「んあーあ、よく寝た。
あれ?マヨ方くん?」


今度こそ
銀八が起きたらしい。


「あぁ、プリント
ごくろーさん。
...でさ、

何でそんなに顔赤いの?」


当たり前だが
寝相のくだりは覚えてないらしく
平気で赤面の理由を聞いてくる。


思い出すだけで
もっと顔が暑くなる。


「え...こっこれはっ
てててめぇのせいじゃねーか!
俺、もう教室戻るんで!!
さっきのは忘れるんで!!!
お邪魔しましたっ」




「え、えぇぇえ!!?
何これ、俺、寝ながら
なんか不祥事起こしちゃったの?
え、なに?
なにこの空気!
すっごい
気まずいんですけど!!!!!
何したんだ俺!!
あれか?あれなのかーー!!?」



勘違いが勘違いを生み
またここにも勘違いが
起こるのであった。


このあと2人が
どうなったのかは
また別のお話。


おわり。



―おまけ―

「あれ?土方さん、
どうかしたんですか?
顔が真っ赤ですぜぃ」


「ほんとネ、
マヨネーズのキャップ並に
赤いアル。」


「ほっとけ!!!!」



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