あびす部屋

□肝試し
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ある日の朝。



シ「...ねぇ、ヴァンから手紙が来てるよ。」


リ「総長から手紙?」


シ「うん。読むよ。」


「やあ六神将諸君。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 今日はみんなの為に
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 休暇をとってあげたよ。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 今夏最後の思い出に
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 肝試しでもしてきなさい。」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


シ「...だって。」


リ「総長が..私たちの為に!!
よし、肝試しに行くぞ!」


ア「なぜ俺が肝試しなど...。
リグレット、俺は行かないからな。」


リ「なぜだ。アッシュ。せっかくの総長のご提案なのに...。さては、お前...怖いんだな?」


ア「なんだと!!そういう事ではないっ!!....チッ.....行く。」


シ「アッシュって...ほんと、乗せられやすいタイプだよね。」


リ「では組分けをしよう。」


デ「あら?組分けも手紙の最後の方に書いてあるわよ?」


リ「ほんとだな。えっと...
1組目。シンク、アリエッタ」


シ「むさいオッサンじゃなくて良かった。」

アリ「シンク..よろしく、です。」

シ「うん。...//」



リ「2組目アッシュ、ディスト」


ア「ヴァンの野郎...!!」


デ「あら、アッシュ。何か不満でも?」

ア「大ありだっ!!!」



リ「3組目は私とラルゴだな。」


ラ「...怖くない。怖くない。」

リ「......。さて、出発だ。」



――30分後――



リ「とりあえず手紙に書いてあった墓地に来てみたが..」


シ「うん。゙ザ・肝試し"って感じの場所だね。
こんな場所、
ほんとにあるんだ。


っとか言いたかったけど
朝だからさ、なんか...

全然分かんないね。」


ア「.....。」


デ「(ちょっとシンク。アッシュ、アッシュ見て。)」


シ「(いつもの仁王立ちだけど...あれ?...アリエッタ?)」


アリ「...アッシュ。
震えてる。怖いの?
アリエッタと同じ、ね。」

ア「バッカおまえ、...俺は怖がってなんかいないぞ。」



シ「.......(イラッ」




(....プツッ)



シ「...。」




ア「うわ...( ̄▽ ̄;)
おいっ!そこの鼻たれ!
さっさと肝試しに行くぞ!!」


デ「キーッ!鼻たれじゃなーい!
バ・ラのディスト様です!」



シ「.....(アッシュの野郎!)」


アリ「...シンク、怒ってるの?」



シ「えっ怒ってないよ。」


アリ「(ニコッ)良かった。行こう。」


シ「(//)...うん。」


リ「アッシュの奴。
アリエッタに救われたな。....それにしても、

順番...バラバラだな。」


ラ「...怖くない怖くない。」


リ「おい、ラルゴ。
そんなんじゃナタリア嬢に愛想尽かされるぞ、しっかりしろ。」


ラ「(シャキッ)」



リ「...はぁ。行こう。」
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