あびす部屋

□あなたが笑ってくれるなら
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シンクはね、
ほんとは凄く優しいんです。


でも、周りの人達は
シンクを見た目で
判断するから
見ていて凄く悲しいです。



話してみたら分かるのにな。

シンクが優しい人だって。



私、力になれないかな?
シンクを助けられたら
いいな。




シンクが主役の
パーティーをすれば、
みんなシンクと話せるかな?



そしたら
シンクはもっと理解して
もらえるのかもしれない。




よし、
パーティーを開こう。



早速総長に相談しよう!



と思っていたら、
本人登場です!!



「あれ、いたの?」


「はいっ!
シンク、おはようです!」



「なんでそんなに
嬉しそうなの。」



「え、あの、ほら...
天気がいいからです!」



「今日は雨だよ。
昨日から豪雨でしょ。」



「あ...
ア、アリエッタは
雨も好き..ですよ。」



「なに隠してんのさ」



「何もっ」



「へぇ。」



「じゃあ、行きますね」



「待ちなよ。」



「はい?」



う。
どうしよう。
シンクに内緒で
喜ばせてあげたい
と思ってたのですけど
引き止められて
しまいました。




「何を企んでるのさ。」



「楽しい事ですっ」



「そう。
....頑張ってね。」



「はいっ」



深く聞かれなくて
良かったです。





「総長っ」



「ん?アリエッタか。
どうした?」



「ちょっと
相談があるんです。」



「なんだ?
ふんふん。パーティーか。
ああ、してもいいぞ。

そうだな....
奴はもうすぐ誕生日か..。
なら、名目は
誕生日パーティーだな。」



「ありがとうございますっ」



「でわ、みなに伝えよう。」



「あの、総長。
シンクには.....」



「わかっているよ。
黙っていよう。」



「はいっ」




シンク、もうすぐ
誕生日だったんですね。
知りませんでした。


なんにしても、
シンク、喜んでくれるといいな。
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