幽霊少女 小説
□勉強なんて滅びてしまえ
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「ちゅーわけで、今度の土曜日から氷帝さんと合同合宿やるで!」
『……。』
私と忍足以外のメンバーは渡邊先生を白い目で見ている。
やっぱりそうなりますよね。
私と忍足も同じ思いでしたよ。
「オサムちゃん…今何て?」
「せやから合同g「ふざけんなよ、この似非教師。」…はは。」
白石のドスの利いた声で渡邊先生に説教を始めた。
どっちが先生なのか分からないよ…。
まぁ、どちらかというと白石の方が先生っぽい気がするけど。
「何で勝手に合宿するって話になったんや?」
「それがな白石…。」
渡邊先生は果たし状に書いてあった内容を白石に話した。
白石はそのあり得ない内容に怒りが頂点に達したのか、青筋を立てて渡邊先生の胸倉をつかんだ。
渡邊先生の顔真っ青だよ。
多分お花畑見えちゃってるよ、アレ。
「お前のせいで蛍が変態の住処に行くはめになったやないか!」
「いや、柊はマネージャーやし…それに、お前らの成長にも繋がるやん!」
「電話で済むやろ。電話で。」
流石部長。
やっと部長らしい事してくれたって思ったよ。
「無駄な時間のせいで蛍との時間が短くなったやないかい!どないしてくれんねん!」
…褒めてしまった自分が馬鹿だと思った。
コイツの頭の中は本当にアホだ。
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