パパが息子に教えるHなお勉強

□10歳の誕生日
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黒髪でとても人懐っこそうな可愛い容姿、身長130cmぐらいの男の子はとても楽しそうに家に向かっている。
「今日は僕とパパの誕生日!!僕は10歳になってパパは…確か…さんじゅう…いち?だったけ?」
さっきまでの楽しそうな顔が困った顔になった。
「どうしよう…パパに訊こっかな?」
足を止め悩みに悩んだ少年は…
「よし!!パパにゴメンしてちゃんと訊こう!!きっと許してくれる!!」
そういうと少年は全速力で残りの道のりを走って帰った。


バンッ!!っと激しい音を立てて少年が入ってきた。
「パパただいま!!」
「お帰り、恋」
奥の部屋から返答があった。
「パパ!!あのね」
少年は急ぎながらも靴をきちんと整え声が訊こえた方に走っていった。そこにいたのは彼の父親鴇風眞一郎だった。
「パパ、あのねあのねパパの歳忘れちゃたの…ゴメンなさい…」
少年はとても悲しそうな顔で頭を下げた。
「恋、そんなに悲しまないでパパも悲しくなるだろ?顔あげて」
そーっと、少年は顔を上げた。頬を真っ赤に染めて今にも泣き出しそうだ。
「恋は、パパのこと何歳だと思う?」
「えっとね…さんじゅう…いち?」
首をかしげながら少年は言った。すると、眞一郎は恋の体をギュッと抱きしめた。
「正解、ちゃんと覚えてるじゃないか恋」
恋は頬を真っ赤に染めながら眞一郎をみあげた。
「ほんと!?ほんとにほんと?」
恋は必死に言った。
「本当だよ。パパが恋にウソついたことないだろ?」
「うん!!よかったぁ!!」
「ところで、恋に手伝ってほしいことがあります!」
「なになに!!」
恋は嬉しそうに返事をした。
「恋に苺をのっけてほしいんだけど、できる?」
恋は頬をぷぅーとふくらました。
「僕にだってそれくらいできるよ!!」
「ゴメン、ゴメンそれじゃあ宜しくお願いします」
「うん!!」
恋は手を洗おうとしたがとどかなかった。基本的にここの家は眞一郎の身長が180強あるので、一般の家より少し高い。
「パパぁ…とどかない」
クスクスっと笑いながら眞一郎は恋をひょいっと持ち上げた。
「パパ!!笑わないでよ!!」
また頬をぷぅーとふくらました。
「ゴメン、あまりにも恋が可愛かったから」
手を洗い終えた恋は苺をのせ始めた。
「ここがいいかな?こうしてっと…できた!!パパできた!!」
「おっ、スゴいな恋よくできてるぞ」
眞一郎は恋の頭を撫でた。
頭を撫でられた恋はとても嬉しそうだ。
「メイン料理もできたし、たべるか」
「食べよ食べよ!!」
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