鬼畜な家庭教師
□親友
1ページ/3ページ
有り得ない。
あるはずがない。
瀧嶋にあんな事されて感じるだけならまだしも、自分からあんなに腰振ってしかもあんな言葉を口走るなんて!!
とんっ
「昨日はスッゴく可愛かったぞ」
晴姫の耳元で低く囁く声がした。
「瀧嶋!!」
「学校だからって偉そうな口をきくな。昨日はあんなに可愛かったのに」
「うっせぇ!!黙れ!!あれはなんかの間違いだ!!」
「間違い?俺の上であんなに腰を振っていたのに?」
「あーもう黙れ!!」
「晴姫少し叫びすぎだ。みんな引いてるぞ」
「トシ!!まさか、さっきのやりとり訊いてたのか?」
「さっき来たばかりだ」
「よかった…」
「俺に訊かれたらまずいことでも言ってたのかよ」
「いや、そんなわけじゃないんだけど…」
「まあ、いいや。先生にようがあるんだ。瀧嶋先生」
「何かな」
「ここじゃあれなんで、場所変えてもらっていいですか?」
「分かった」
「トシ!!授業どうすんだよ!!」
「適当に誤魔化しといてくれ」
「あっおい!!…トシ、瀧嶋と話すことがあるってなんなんだ」