鬼畜な家庭教師

□計画
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「あとちょっとで春休みだ!!俺の安らぎの日々が始まる!!」

「何叫んでる」

「元気だね。晴姫」


冬の寒さも終わりかけ、春の暖かい風が吹く屋上で晴姫は叫んでいた。

「おお、トシ!!うっせぇぞ瀧島!!」

「春休みがどうかしたの?」

「何言ってんだよ!!遊ぶんだよ!!学年が上がるだけだから宿題もないし!!」

「晴姫の場合春休みも夏休みも関係ないだろ。夏休みも最後の方になって俺のとこ来て宿題写してただろ」

「うっさいな!!もう!!春休みは遊ぶんだよ!!全力で!!」

「そうだな。遊ぶか」

「珍しいね。和仁」

「晴姫で遊ぶんだよ。春休み」

「おい…日本語間違ってんぞ」

「家庭教師が間違うわけないだろ」

「だったら“で”ってなんだよ!!おかしいだろ!!」

「あってる。お前でいろんなことして遊ぶんだからな」

「はあ!?」

「あっ!いいね!のった!!」

「待て待て待て」

「何だ」

「何?」

「勝手に決めんな!!俺の躯は俺のだ」

「お前の躯は俺のだ」

「晴姫の躯は俺のだよ」

「お前らはなんなんだよ!!いっつもいっつも勝手なことばっかいいやがって!!」

「勝手じやない。事実だ」

「何そんな真顔で言ってんだよ!!」

「まあまあ晴姫。春休みの計画立てよう」

「…マイペースめ。もういい!!俺は春休み家に帰ってだらだらゲームして遊ぶ!!」

「春休みは俺の家で春休み合宿をすると言ってある。それと熱海のチケット2枚あるんですけどと言ったら、この機会にお父さんと旅行に行くと言ってたぞ」

「な…に全部てめぇが仕組んだんだろうが!!」

晴姫は瀧島の胸ぐらを掴んだ。

「熱海に行くのを選んだのはお前の両親だぞ」

「へりくつばっか言うな!!このくっ」

いきなり唇に何か感触がある。そして、瀧島の顔が近い。

「んっ…ふっ」

瀧島の舌がぬるっと入ってくる。

「んんっ…んっ」

手の力がぬけ瀧島の胸ぐらを掴んだいた手が外れる。

「ふっ…んっ…んんっ…ちゅ」

瀧島は晴姫の背中に手を回し抱きしめた。

「ちょっと和仁。何勝手に晴姫といちゃついてんの」

瀧島は俊樹の言葉を無視した。晴姫は瀧島のキスに対応するだけで精一杯だった。

「2人とも無視すんなよ。俺も混ざる」

そういうと俊樹は後ろから晴姫に覆い被さるように抱きつきうなじを舐め、シャツの中に手を入れ胸を触った。

「んんんっ!」

俊樹が晴姫の乳首を揉んだ瞬間晴姫の躯はビクビクと震え、塞がれている口から声が漏れた。
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