鬼畜な家庭教師

□俺だけ…
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「んんっ…」

「起きたか晴姫」

「お早う晴姫」


ベッドの上
二人の男の腕の中


耳元で囁かれる二つの低い声

俺を犯した男の声


「良かったな、今日が休みの日で」

「随分と無理させたからね」

「………」

「晴姫?」


声が遠い

体が熱い

頭がクラクラする


「こいつ、熱あるぞ」

「まさか風邪ひいた」

「どうりで顔が赤いわけだ」

「どうすんだよ。和仁お前が晴姫に無理さすから」

「お前だってやってただろが」


「…喉、乾いた」

ふらふらと、ふらつきながら部屋を出て行こうとした晴姫は


ガチャ

「晴姫そこはクローゼット!!」

「ヤバいな」

「晴姫」

ガチャ
クローゼットの扉を開けると

「何やってるんだよ晴姫」

「トシ…イヤらしいことしよう?」

「ああ、いいぜ」

晴姫は俊樹の首に腕を回した。

「何してる」

「晴姫に誘われたんだよ」

「…瀧島」

「何してる。そんなとこに飲み物はないぞ」

「瀧島…イヤらしいことしよう?」

「…どうなってる」

「熱がでて頭の回線がおかしくなってるんだろ」

「莫迦に有りそうなことだな」

「でも、いいじゃん可愛いし」

「俺は嫌がってるやつを犯すのが楽しいんだ」

「相変わらずイヤらしい発言だな」

「お前だってそうだろ、嫌がってるやつを押さえつけて、顔を赤くして泣いてる姿を見るのが俺は好きなんだ」

「本当に変態発言だよな。まあ、俺もそんな晴姫だからこそ好きなんだけどな」


「仕方がない。俺達で面倒観るか」

「和仁にしては珍しいな。なんの利益もないのに」

「なんの利益もない?ふっ…莫迦か俺がなんの利益もないのに動くわけないだろ」

「何なんだよ、お前の利益って」

「看病してやった分、あいつで遊ぶ」

「それじゃあいつもと変わんねえじゃねえか」

「まあ、あいつの風邪がなおれば分かる」

「和仁の考えることだ。きっと楽しいことなんだろうな」

「当たり前だ。俺は不利益になることはしない」
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