頂き物・捧げ物等

□アクシデントは時に福音
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「何でィ、そりゃ。新技か?」

「知り合いのジーさんが改造しやがったネ。まだ人間には試したことなかったアル。受けてみよ、この夜兎砲を!」

「人間には、ってアンタ一体何に試したんでさァ。まさか動物虐待?」

「んなことするわけないダロ!生意気なメイドにぶちかましてやっただけネ!!」

「オイ、お前それ…」


言いかけた沖田の言葉を遮るように、エネルギーの充満を終えた傘はいよいよ光の砲弾を放った。


どごん。チャキ、シュバッ。


視界いっぱいに広がる程のその砲弾を、沖田は一瞬のうちに刀を抜いて真っ二つに切り裂いた。


二方向に散った砲弾は、それぞれ地面と橋の欄干を大きくえぐった。ぽっかりと開いた穴の大きさがその威力を嫌でも物語っている。


「あーあ、お前が避けるから。周りに被害が出ちゃったヨ」

「避けてなんかないぜィ、目障りだったから切り捨てたまででさァ」

「ったく、ジジイの改造もお前には効果ナシかヨ。普通、刀で砲弾ぶった斬る奴なんていないネ」

「それを言ったら、傘でバズーカの弾ガードする奴だっていないだろィ」

それもそうネ。ニカッと笑ってそう言った神楽は、先程の砲弾の断片で破壊された橋へと駆け寄る


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