頂き物・捧げ物等

□拍手文
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(新誕)



突然ですがここで問題です。今月12日は何の日でしょうか。



先日。
お妙が万事屋に来たかと思うと、突然こんな質問を二人に問い掛けたのだ(ちょうどその時、眼鏡本人は買い物で留守だった)



その問いに、迷わずサ○ィのお客様感謝デーと答えたのは銀色の男。それに対して瞬時に拳が飛んできたのは言うまでもない。





「お客様感謝デーな訳ないでしょ。読んでる人が間違って買い物に行っちゃったらどうするんですか?…それになんで迷いなく堂々と言ってんだコラ。真面目に答えろや」


「あだだだだ……じゃあなに?ゴミの…ぎゃぁぁ!」


「ハイ!酢昆布の日!」


「違うわよ、神楽ちゃん」


「なんで俺だけ!?」




懲りずにまた鉄拳を食らい、床と熱い接吻を交わした銀時を呆れたように横目で見ながら、お妙は聞こえよがしにため息を一つ。




「はぁ…新ちゃんが可哀相だわ、誕生日も祝って貰えないなんて」


「え、何?アイツ誕生日なの?」


「マジでか!?」


「…優しい新ちゃんのことだから、家計の事を考えて遠慮して自分の誕生日は言わないとは思っていたけれど…」



まさか、本当に言ってなかったとはね。そう言って寂しそうに微笑むお妙の言葉に、脳裏にはあの少年の顔。




いつも雑用ばっかりで、家事とか洗濯とか家のことを結構やって貰ってて。




『銀さん 神楽ちゃん、ご飯が出来たから運んで下さーい!』





…馬鹿じゃねーの、アイツ。そんなんだから駄眼鏡なんて言われんだよ。



(家計が大変だから、とか。水くさい事言ってんじゃねーよ)




「ハァ…ったく、しょうがねぇな」


「銀ちゃん?」




重い腰を上げて玄関に立つ。
しょうがない、あの哀れな少年の為に一肌脱いでやるか。


もしもの時(糖分が不足した時)の為のヘソクリ、パーになっちまうなぁ…。




(…今回だけだからな)







哀れな眼鏡に愛の手を
(テメーら、サプライズ作戦開始だ!)




仕方ないと言いつつ1番張り切っていたのは銀時だったりして、




────────
この後新八は勿論脱水症状に^^

時間軸は、万事屋が3人揃ってから初めての8月。

ぱっつぁんは1番家計の事考えて聞かれなきゃ自分からは言わなそう…
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