頂き物・捧げ物等
□拍手文
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大掃除(真撰組)
『ぃよし!!では毎年恒例の大掃除を始める!!各自要らない物は処分するよーに!!良いか?『今年の汚れ今年のうちに♪』だぞ!!』
毎年恒例の大掃除。今年も近藤の号令でスタートする。
ゴミやら要らない物を纏める隊士達の中、一番隊隊長・沖田総悟は刀の素振りをしていた。
『頑張って清々しく新年を迎えねーとなァ』
『…オイ総悟。サボるたァ良い度胸じゃねェか』
頭上から突然不機嫌そうな声。沖田は声の主を見上げて、迷惑そうに肩をすくめる。
『嫌だなァ土方さん。俺ァいたって真面目ですぜィ?失敗したら嫌なんで、練習してたんでさァ』
『掃除する気配もねェじゃねェか!!今はんな事より自分の部屋でも片付けて…』
ジャキ。
背後に、刀が鞘を滑る音。
嫌な予感がして、肩越しに振り返ってみる。
―――予感的中。
『今から真撰組の埃を掃除するんで…死ね土方ァァァァァ!!』
『テメッ、総悟ォォォォォ!!』
沖田総悟の掃除したい真撰組の埃=土方。
ゴミじゃなく、寿命がなくなる思いをした土方だった。
〜Fin〜