頂き物・捧げ物等

□どんなプレゼントよりも
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「あ〜、なんか今日は違うんだよなぁ。今日ってさぁ、あれだよな、アレ。えーっと……なんの日だっけ?」


「うるっせぇぇぇよ!ちょ、静かにしてくれません!?」


新八の怒声に銀時は無言で新八をしばくと、そのまま事務所の椅子へと戻って行った。
そして「今日はなんの日だっけなぁ〜。」と一人白々しく呟いた。


新八は呆れたように溜め息を吐く。


(全く、そんなにアピールしなくてもちゃんとわかってますよ。神楽ちゃんだってちゃんと知ってるんだから。神楽ちゃんも銀さんが大好きですからね。)


そう考えながら神楽を見る。
すると鼻をほじっている神楽と目が合った。そして合うなり、彼女はこう言った。



「あのおっさんさっきからうるさいアル。イライラするネ。」


「…………。」



前言撤回。
彼女は毛ほども気付いていない。


新八は銀時を憐れに思いながらも、銀時に聞こえぬようこっそりとこう言った。


「今日はね、銀さんの誕生日なんだよ。」


「ほうほう。」


やっぱり気付いていなかったのか、神楽は目を丸くしながら感心する。






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