頂き物・捧げ物等

□不憫と思ったが負け
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ある日の朝。
前の日に千年公からの司令(かなりの重労働)でクタクタになって倒れるように眠って。今日はゆっくりと遅めに起床した。いつもならば派手な格好をした口五月蝿い餓鬼共やら我が儘ヒメなんかが勝手に寝室に入って悪さを働いている筈だったのだが、今日はそんな形跡はなく。珍しいこともあるものだと重たく今にも引っ付きそうな瞼を引き剥がすべく顔を洗う。うん、特に落書きもされてはいなかった。

遅い朝食を摂ろうとテーブルがある部屋に移動すると、優雅にティータイム中な千年公の姿。「あァ、今日は随分と遅起きですネェ?」なんてこちらを見ながらいつもの口調で紅茶に角砂糖を入れまくる。ソレ、いい加減にしないとヤバいでしょなんて言っても恐らくは無駄なので砂糖については特に何も言うまい。「昨日の仕事が中々にシビアだったんで、」とだけ言って席に着いた。


「それはそれは。悪いことをしましたネェ」

「またまた。んなこと欠片も思っちゃいないでしょ」

「まさか」

「あら、そりゃ失礼」

「何だか今日のティキポンはご機嫌ナナメですネェ?」

「…その呼び方やめて下さいって」


子供達に遊んで貰えなくて寂しいんデショウネェ?なんてニッコリ微笑んだ千年公にこちらも苦笑いを返す。何故ならば答えはNOだからである。どちらかと言えば悪戯がなくて清々しているし、久しぶりにゆっくりと朝食が食べれて幸せに感じているのだから。そして千年公に減らず口を叩くのはいつものこと。様子がおかしいのだとしたら、原因は昨日の疲れがまだ残っている為か、寝たりないかのどちらかだろう。どうデス?なんてどう考えても糖分を入れすぎな紅茶を勧められてやんわりと断った。甘い物はあまり得意ではないのだ。

さて。
お喋りはこの辺にして。
いくら学がないと自分で自覚している身とは言え、世の中の動きについては知っておきたいほうだ。なので朝食を摂りながら新聞(千年公がどこからか調達しているのだろう)に目を通すのが日課になっているのだが───。


「あァ、新聞ならさっき子供達が持っていきマシタ」


何事もないようにしれっと。
平然と言ってのけた千年公に軽く目眩。嗚呼、今朝はゆっくり出来る筈だったのに。

どこかから餓鬼共のクスクス笑う声が聞こえた気がした。








(鬼ごっこ開始!)


────
今更な更新と言われても仕方ない1&1記念フリーの一つ、弄られティッキーの話。千年公との掛け合いを書くのが楽しかったです。苦労性なティッキーって良いですよね(^q^)

漸くアップすることが出来ました…!メチャクチャ遅くなっちゃいましたが、もしお気に召しましたら貰ってやって下さい…!


10.09.08


管理人.桜子

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