(恋ルキ)



授業中。
ふと隣の席を見れば、モシャモシャと何かを食べているかのような音。



(…恋次、)
(ああ?)
(貴様、また早弁なぞ)
(…しょうがねェだろ、腹減ってんだからよ。今食っとかねーと持たねェんだよ)




今は給食前の4時間目。
もう見慣れた少し目付きの悪い髪が派手な色の教師が、今までよりちょっぴり難しそうな漢字を黒板に書いては解説している。音読み訓読み送り仮名。元々国語が得意なルキアにとっては、中々に充実した授業だと思う。




(しかし…)




ルキアははあ…とため息をつく。いくら放課後もクラブ活動で体力を使うからといって、こうも度々隣で食事をとられては迷惑極まりない。



(給食だけでは足らぬとは…とんだ大食漢だな)



食べるのは勝手だが、いつ教師に見付からないかとヒヤヒヤするこちらの身にもなって貰いたいものだ。




『恋次、』

『ん?』

『今日は何時に終わるのだ?』

『あー…いつもよりは早いかもな』



未だに早弁中の恋次に、担任に見付からないよう細心の注意を払ってのヒソヒソ話。隣で早弁をされるのはあまり好まない。だが実のところ、授業中に二人だけが交わす「ヒソヒソ話」は嫌いではなかったり。


寧ろ、二人だけしか知らない話になんとも言えぬ優越感を抱いてみたりする。

そして今日は、いつもよりもっと。夕方までクラブ活動をしている恋次と、あまり一緒に帰れないのを寂しく思わないというのは嘘になる。


寧ろ、寂しくないの反対。




『そうか。ならば、今日は一緒に帰れるな』




ブーッ!!!
隣で盛大に米を噴き出す恋次。
普通のことを言ったつもりだったのにと驚くルキア。



米を噴いたことにより、担任に早弁がバレたのは言うまでもない。



「恋次ぃぃぃぃ!!!」





(お前は俺を殺す気か!!)



─────
小学2、3年生なイメージ。
小学校はもちろん給食ですが、恋次くんはクラブ活動(サッカーとか)を口実にコッソリお弁当を持ってきています←

因みに担任は一護。わかった方はいらっしゃいますか?(^ω^)

ルキアの言葉は無自覚です←


配布元:DOGOD69様


管理人に餌付け!



[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ