Special

□4000hit記念story☆
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『よし、詞葉!!






行こうぜ』







そう言って、私は朱雀に引っ張られていった。






「朱雀……」

『何だよ』

「……あんた、どこ行くつもりよ。そっちの方向って







出入口しかないんだけど;」







数秒間の沈黙。



朱雀の間抜け面。



私は耐えきれずに爆笑した。






「ッハハハハハ〜!!

いやぁ、あんたはバカだって日頃から思ってたけどさぁ

地図も読めないバカだとは思わなかったわ!!」

『ッ!!

良いだろ別に。そんなに笑うな!!』

フイ。とそっぽを向いて拗ねた。

ホント……がきだな。

いっそ微笑ましいほどだ。






「で??

朱雀クンはどこに行きたかったのかな??((笑」

『頼む、それ以上からかうな!!』

両手を顔の前で合わせてマジ顔で懇願。

……高校1年の男子がする行動じゃない気がする。





「そうだな……

お昼、奢ってくれたら良いよ♪」

『ッしゃ。分かった』

朱雀は笑って、私の手を取って歩き出した。






「ちょっ、朱雀??

どこ行くの??」






『内緒だ』






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