銀魂物語

□過去拍手文+小ネタ
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「旦那ァ、デートしますぜィ」

可愛い顔したサドスティック王子は笑顔でこう曰うた。



「欲しいもんは有りますかィ?」
「あの…沖田君?」
「なんでさあ」
「デートするなんて一言も言ってないんだけど…」
なんで強制連行されてんの俺…?
「旦那の意志は関係ありやせん。俺がしたいだけでさァ」
「…自己中…」
「何か言いやしたか」
そう言い、沖田は紐状の物を右手に掲げた。
その先に繋がれたるは、銀時の首…。
「…つーか何プレイだよこれは!!」
「犬の散歩プレイですかねィ」
銀時が逃げられない理由、それはこの首輪故だった。
「通行人が見てんだよ!!俺達変質者じゃない!?警察に捕まっちゃうよ!!ていうかお前が警察かコノヤロー!」
「てへっ」
「てへって何だてへってえぇええ!可愛くないから!むしろムカつくからァ!つーかこの首輪外せ!!」
「仕方ねえですねィ。ほら」
沖田は銀時の首元に手を伸ばした…と思いきや。

ぐいっ。
ちゅっ。

通行人がギョッとして立ち止まった。

「!!?…キキキ」
「ゴチでさァ…旨かったですぜィ?旦那の唇」
「うわああぁああ!!」

喩え首輪を外したとしても、逃がしゃしませんぜィ?



end
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