死帳物語
□歪んだ愛を
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「どこに行くんですか？月君…」
逃がしませんよ？
永遠に…。
夜神月のキラ容疑が完全に払拭された。
それは、友人である私としては喜ぶべき事だろうに、不謹慎にも喜ぶ事が出来なかった。
彼にキラでいてほしかった。
いや、今でも彼をキラではないのかと思っている自分がいる…。
それに、大義名分が無くなる。
彼を、私の元に置いておく大義名分が。
実のところ、事件の解決だとかそういうのはどうでもいい。
彼と居たい。
ただ、それだけ。
貴方を愛してる。
ああただそれだけなのに。
私から離れないで。
ずっと側に居て。
居なくなってしまうならば。
「どこに行くんですか？月君…」
私が居なくならない様に、貴方を閉じ込めてあげるから…。
「何をするんだ!?竜崎！」
そんな顔、しないで下さい。
「これから私と愛し合うんですよ…」
貴方を幸せに、するから。
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