銀魂物語

□甘味所に君は居る
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それはほんの、気紛れ。
俺ァ、マヨなら大好きだが、はっきり言って甘いモンは滅法駄目だ。
口の中が甘ったるいのは我慢がならねぇ。

…にも関わらず。

「いらっしゃいませー。御注文はいかがしますか?」
「いや…、珈琲で」

なんとなしに入ったのは甘味どころ。
しかも敢えて甘味どころで甘味物を頼まず珈琲を頼んだり。

「マジで何しに来たんだ…?俺…」

本人が分からないのに、分かる人間がいる筈もないだろう。

鬼の副長・土方十四郎は本人には全く似合わない可愛らしい店内で首を傾げるのだった。





†甘味所に君は居る†






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