銀魂物語
□結局は
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「あーん多串君、それは喧嘩を売っていると思っていいのかなあ?」
「あ゙あ゙?そりゃこっちの台詞だ。やるか万屋」
江戸の真っ昼間、言い争う二人の男…。
銀時と土方の馬鹿としか言いようのない喧嘩に、一緒にいた沖田は溜め息をついた。
いつもはサドスティック王子な彼が傍観者に徹するのは珍しい事だ。
「御二方、いつまで喧嘩なさるおつもりでィ」
放っておけば、何時までも続きそうな喧嘩の仲裁に入るべく、沖田は二人の間に割って入った。
「沖田君黙っててくれる?」
「うるせえぞ総悟」
ああ本当にこいつらは。
ちゃきっ。
二人の顔が青ざめた。
「あ、あの〜沖田君?それを降ろしてくれないかな?」
「総悟落ち着け、冷静にだな…」
「うるせィ」
あんたら本当にうるさすぎですぜィ。
バズーカは無情にも発射された。
「「のおおぉおお!!」」
大の男の叫び声が響く。
「すっきりしたぜィ」
やっぱりサドスティック王子はサドだった。