銀魂物語

□思わぬ落とし穴
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「あれ、ヅラじゃん」

「ヅラじゃない、桂だ!」


いつもの如くのこのやりとりにももう慣れた。
「で、何しに来たんだよ。ヅラ」
「桂だ。…銀時、我らの元に戻って来るつもりはないのか」
「あー、ないね」
銀時はいかにも面倒くさそうに答えた。
「戻ってきたらもれなく私とイチャイチャできる特権がついてくるぞ」
「いや要らねえ。てかそれはお前の願望だろう」
「何を言うか銀時!あれ程愛し合った中ではないか」
「エリザベスーお前の主人頭の病気っぽいぞー」
「病気ではない桂だ」
「病気と桂を比べる時点でおかしい事に気付け」
こいつと話しても埒が開かねえな…。
銀時は深い溜め息をついた。
誰か常識人来てくんないかなあ?
新八が懐かしいな…
ジミー君もいいなあ。
俺が現実逃避気味になった時。
「金時ィ〜久しぶりじゃの〜!!」
嗚呼…常識人とはかけ離れた奴が来た。
「坂本…」
「よう金時、相変わらず美人じゃきに。惚れ惚れするのぉ〜」
現れたのは変態坂本。
「っていうかてめぇには高杉がいるだろうが!」
「高杉も愛しい、金時も愛しい…わしにはどちらかなんて無理なんじゃあ!!」
「人の名前間違えてる時点でアウトだろコノヤロー!」
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