□恋人命令
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それを知った時、驚きを隠せなかった。



「え…リ、リボーン?…本当に?」
「だからさっきからそう言ってるだろーが、ダメツナが」


言われたって、信じろと言う方が無茶だ。
記憶の中のリボーンは確かに赤ん坊で、こんな……。

「何マヌケ面してやがる」

こんな、青年じゃなかった筈だ。

「……成長期?」
「馬鹿」

成長期だったら化け物だよな…。

「わかってるなら言うな」
「心読むのはやめろよ…」

じゃあ、一体何が起こったんだ…?


スラッとした身体、整った顔立ち。
赤ん坊の頃の面影は殆ど無かった。
背は高く、180cmはあるのではないだろうか。
当たり前ながら声も低音である。
明らかに、自分より年上だ。

「まさか十年バズーカを二回程撃った…?」
「俺を誰だと思ってる」
「…最強の殺し屋リボーン様です…」
「分かってんじゃねーか」

リボーンはフフン、と笑ってみせた。

ああ、やっぱりリボーンだわ…。

「じゃあどういう事なんだよ」

意味が分からない。

「…これが本当の俺なんだよ」
「…え?」

それって…?




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