□骸クンとお勉強
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ミルフィオーレの総大将である白蘭───近隣どころか遠く離れた大中小問わないファミリーから畏れられる男である。
同じ仲間内からは畏怖と尊敬の眼差しを向けられる、そんな人物である。
そんな彼の自室から、なんとも言えぬ怪しげな笑い声が響いていた。

「クフフ…」
「違いますっ!クにアクセントをつけて!フはもっと快活に!最後のフは力を抜く感じで!!」
「クッフッフゥ〜…」
「誰がスタッカートにしろと言いましたかっ!!」
「うぅ〜まさかこんなに難しいなんて!」

はっきり言って、馬鹿にも程がある。
至って二人は真面目だが、端から見ればただの電波系な会話をしているとしか思えない。

「いいですか、白蘭。クフフにはですね…『クッ、まさかここまでとは嬉しい誤算だ。フッ君を甘く見ていた様ですね。フ…少々疲れました…』という素晴らしい意味が…!」
「…っ!!すっ、凄い…!!」

熱〜く語る骸。
興奮する白蘭。

三つの文があまり意味が繋がっていない事にはツッコミをする事なかれ。

「次はクハハの勉強ですよ!」
「うんっ!!」







この白蘭の姿を部下が見てしまったら、どう思うのかは御想像のままに。



「クフフ…これも計算の内ですよ」






果たしてそれが本当なのかは定かでない。



end

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