□突発小ネタ集
2ページ/11ページ











(狂気、それは凶器)










誰にも渡さない。
君のその瞳に僕以外が映る事が赦せない。
僕だけを見て。
僕の声だけを聴いてよ。

ねえ、骸君。
その怯えた瞳、ヤメテ。
こんなに愛してるのに、何故分かってくれないのかなー。
いい加減苛つくよ。

分からず屋な君には罰を与えよう。
どんな罰がいい?
ああ、そうだ。
まずはその腹立たしくて美しいオッドアイを潰してしまおう。
次に何も聴こえない様に、耳を切り取って。



「…骸君?」



君の世界を僕だけにしてやりたかった。
だから、他の物が目に入らない様に、聴こえない様にしたのに。

「僕を見て…僕を聴いてよ…」



嗚呼、白蘭の想いは届かない─…。













嗚呼、何て矛盾。



(君は、君だけのモノになった)



end
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ