銀魂物語
□変化は思わぬ処に
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「好きじゃねーよ、お前の事なんて。…分かってんだろ?」
高杉はおかしくて仕方がない、といった風に笑ってみせた。
「ああ、そうだなぁ?お前が俺を好きな訳がねぇ」
「ああ」
だって。
「俺は『好き』なんじゃなくて『愛してる』からな?お前がさっきそう言ったんだぜ?高杉よ」
愛してるって、確信してんだろ?
「やっぱりお前は面白いぜ銀時」
「だろ?銀さん天才だから」
それに。
「俺も確信してんだぜ?高杉は俺の事を愛してるって」
急に俺の前にお前が現れるのは慣れた。
お前の愛にも慣れた。
今更その事に驚きはしないけれど、お前が現れるたびに呆れたフリをしながらも、お前に会えて喜んでいる自分がいる事に驚いている自分がいた。
end
→後書き