100円ライター

□嵐の前の一時
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神威と帰宅部同盟を組んでいたら近藤さん達が帰ってきた。


ちなみに、神威の発言は聞かなかったことにします。



『おかえりー』


「ただいまお妙さん!」


『え、今言ったの私なんだけど・・・』


「諦めろ。近藤さんだぞ。」


「死ねゴリラァァアアア!!」


「ちょっ、姉上・・・」



帰ってきて早々グダグダだなオイ。



『晋助、はいナスあげる。』


「晋加、礼だ。人参やる。」


『ありがとー。』


「嫌いな食べ物押し付けあってんじゃねェよ!!」


『「・・・だって嫌いなんだもん」』


「高杉キモいでさァ」


「俺だけか。」



・・・妥当だと思うよ。



哀れみの意味を込めて晋助の方を見た。
あ、目があった。


ちょ、やべ、マジ恐ェ。
何あれ、怨念?



「あ、そうだ。」



新八が言った。
皆、何かと思って新八の方を向いた。



「先生が6限目に体育祭の話し合いをするから種目決めとけって言ってましたよ。」




新八の顔は心なしかやつれていた。











(もうそんな季節かー)


(何かあるの?)


(神威は喜びそうだな)


(・・・?)


(出場種目争奪戦。)











end
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