ハリポタ
□Present
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「あら?ハーマイオニー何をしているの?」
「ふふっ、実はね…」
ハーマイオニーがラベンダーに近付いて、その耳にこっそりと何かを話した。
「まぁ!それは良い考えね♪」
「でしょ?////」
「ええ、上手に出来ると良いわね。私もシェーマスに作ろうかしら…」
それはある日の出来事。
それから女子の部屋では、夜遅くまで明りが灯っていたそうだ。
数日後。
「ロン!」
ハーマイオニーが喜々とした顔をしながらロンの元に走ってくる。
「どうしたのさハーマイオニー。そんなに慌てて」
「あのね…コレ。あなたにプレゼントよ///」
そう言ってロンに差し出されたのは、シンプルな紙袋。
ハーマイオニーの事だから本か何かだと思ったけど、受け取った紙袋は思いの他軽かった。
「ありがとうハーマイオニー。開けていい?」
「ええ」
ロンは袋を開く。
中からはオレンジ色のマフラーが出てきた。
「これ…まさか君が?」
「ええ。初めてだからちょっと変かもしれないけど…」
「そんな事ない!!嬉しいよ、本当にありがとうハーマイオニー」
ロンはそう言ってさっそくマフラーを首に巻いた。
「あっ…」
「やっぱり少し長すぎたわね・」
マフラー首に巻いてもはかなりの長さが余ってしまった。ハーマイオニーは自分の失敗に少し気を落とす。
それを見たロンはハーマイオニーをぐいっと抱き寄せ…
「こーすればいいさ」
と言ったかと思うと自分の首に巻かれたマフラーで、ハーマイオニーの首にもマフラーを巻く。
そして笑顔でハーマイオニーに顔を近付けると
「だろ?///」
ちょっと顔を赤くしながらハーマイオニーに同意を求めた。
ハーマイオニーも真っ赤になりながら
「そうね」
とロンに笑い返した。
冬はまだまだ長いけど
二人一緒なら
ほらこんなにも暖かい
◇◇◇
ロンハー甘々?
ホグワーツには元からマフラーあるじゃんとか突っ込みはなしの方向で御願いします。by稲荷
おまけ ↓
「シェーマス!」
「あれラベンダー。何?」
「はい、これあげる」
「何これ?」
「早く開けてみて♪」
「うん。……あっ!マフラー。もしかして君が!?」
「ええ。これから寒くなるし…」
「ありがとう!!宝物にするよ」
「どういたしまして。喜んでくれて嬉しいわ」