ハリポタ
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愛しい君の誕生日には――
「うー…」
困ったなぁ と呟きながら目の前のコインを見る。
ベッドの上に空けられた貯金箱の中身はクヌート銅貨がたったの4枚。
「こんな事ならこの前あんなに買うんじゃなかった!」
「ロン、君まだやってたの?」
ハリーが欠伸を噛み殺しながら眠たそうな目を擦り、ロンの方をみた。
「少しなら…お金貸してあげてもいいよ?」
「あー いいよ。遠慮しとく。借りたお金じゃ意味ないし」
「そっか…でも明日だよ?」
「うん…」
そう 明日は大切な人の誕生日。
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