ハリポタ

□七夕
1ページ/2ページ

「今日は『七夕』って言う日でねぇ...」

廊下で、日本出身かと思われる女の子がキャアキャアとハシャギながら他の子に説明しているのをハーマイオニーの耳にたまたま入った。

何だか、話しの内容が素敵でハーマイオニーは早くロンに教えたいと思った。





「ねぇロン」
「何だい?」

ロンは蛙チョコレートを食べながら返事をした。
談話室は就寝時間近くで、ハーマイオニーとロンしか居なく、静かだった。

「ロン。七夕って知ってる?」
「タナバタ?何だい?それ。」

「日本人の女の子の話しを聞いてしまったのだけど、何でも願い事を紙に書くイベントらしいわ。詳しい話しはわからないけれど...」

「???クリスマスみたいだね。」

「ちょっと違うかもしれないけど。その七夕が今日らしいのよ。」

「へぇ。僕達もそのイベントに参加してみる?」

ロンが提案したように参加したい気持ちは山々だが、ハーマイオニーは少し考えた。

「でも...詳しい事はわからないのよ。紙に書いた願い事はその後どうしるのか...。それに、その願い事を誰かに見られるのは恥ずかしいわ?」

こんどはロンが唸った。「紙に書いたりしない方法は無いのかい?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ