ハリポタ

□escape
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「此所から離れて何処か遠くに行きましょ?誰も知り合いのいないような遠くに」

ある日君から言われたその言葉。
どれほど僕の心を喜ばせたかわかるかい?
確かに此所は僕らが二人一緒にいるのには
あまりに沢山の取り換えしのつかない事をしてしまった(ああ、もちろん僕がね。彼女は関係ないさ)
だから本当は僕から君に言おうと思ったんだ。
それを君から言ってきてくれるなんて!
僕は今きっと幸せな顔をしてるんだろうな。
不思議と不安はないんだ。
さぁ、荷造りをしなくちゃだな。

荷物は軽い方がいい(きっとこれからも何かを失くし何かを捨てながら)


それでも失くしたり捨てたり出来ないモノが3つ。
君を守る為の杖と、君を乗せる事の出来る箒。
それと…一番大切な君。

さぁ、仕度は出来た。

「それでは参りましょうか、姫?」

僕ら二人が一緒に暮らせる新しい土地を求めて。

「ええ」

彼女は微笑みながら僕の差し出した手をとった。



◆◆◆
ドラハーです。
ドラコが色々やって二人は愛の逃避行をする為に… という話です。

呼んでくださった方どうもありがとうございましたm(_ _)m
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お題提供→夜風にまたがるニルバーナ

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