ハリポタ
□ロケットペンダント
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「ハリー、ロンいつまで寝てるの起きて!!」
ハーマイオニーがねぼすけの二人を起こす。それは隠れ家でのいつもの朝の風景。
「もぅ、毎日毎日よくこんなに寝れるわね」
呆れて溜め息をつきながらロンを叩き起こそうと近寄ると、ベッドの側に銀色のシンプルなペンダントが落ちていた。
「ロンのかしら?あら、これロケットペンダントね」
落ちていたペンダントを手に取って見ると、確かにロケットペンダントのようだ。
ロケットの部分が完全には閉まってはいなく、少し開いている。
「落とす方が悪いのよ」
ハーマイオニーはそう自分に言い聞かせロケットを開き中の写真をみた。
ハーマイオニーの「えーっ!?」という叫び声が隠れ家中に響いた。
「な、なに!?」
「五月蠅いなぁ…」
流石にハリーとロンも何があったのかと起きだす。
ハリーは慌てて側にあった眼鏡をかける。
ロンは目を擦りながら欠伸をひとつ。
そして二人はやっとハーマイオニーを視界にとらえる。
「おはよう、ハーマイオニー」
「君朝から叫んでなんなわけ?」
しかしハーマイオニーは起きた二人に気付かず、しきりに手の中のモノを見て呟いていた。
「嘘でしょ?信じられない…まさかロンが…」
「ハーマイオニー?」
「君、何してるんだい?」
何度目かに自分の名前を呼ばれた時、ハーマイオニーはやっと二人が起きてるのに気付いた。