ハリポタ
□午後8時
1ページ/1ページ
時刻は夕食後の午後8時。
そろそろ奴等が来る。
「「やぁ、愛しの我が姫」」
ほらね。来たよ。昨日と全く同じ時間に。
「こんばんは。フレッド、ジョージ」
ああ、ハーマイオニー。そいつらにそんな笑顔を向けなくていいのに。
「おお!姫から挨拶を返されるとは…」
「何たる幸せ」
「もぅ、二人とも大袈裟なんだから」
本当にね。大袈裟だよ二人とも。って!何しだしてるんだよ!!
驚く事に、二人はハーマイオニーの手をとって、そこにキスしようとしていた。
ちょっと二人とも、ハーマイオニー困ってるだろ!もう我慢出来ない!
「ハーマイオニー!行こう!!」
「え!?ロ、ロン?」
僕はハーマイオニーの手を掴んで歩きだす。
「ちょっとロン?」
僕が黙って歩き続けてるとハーマイオニーは「仕方ないわね」と言って僕の手を握り返してきた。
そして僕の耳元にとびっきりの一言を。
「私が好きなのはロンだけよ」
その一言は僕の中の黒いもやもやを吹き飛ばすには十分だった。
辺りが暗くて良かった。
僕は真っ赤になりながら君に返事を返す。
するとハーマイオニーは恥ずかしいのか視線を下に向けてしまう。
きっと君も今、顔が真っ赤なんだろうな。
そのあと、僕らは並んで満天の星空のもと散歩をした。
外は少し肌寒かったけど、
繋いだ手から伝わるぬくもりで、僕らは全く気にならなかった。
◆◆◆
駄文ですみません。
一応ロンハーです。
by稲荷