ハリポタ
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「だったら答えは簡単だ」
「ああ。古典的だがロニー坊やには十分だ」
「何?」
「「花をプレゼントすればいい!」」
「はぁ?花??」
「ああ、この時期にその場所だけで咲く花があるんだ」
「綺麗な花だぜ。図鑑にも載ってる。だが実物を見たやつはあんまりいないだろうからな」
フレッドは持ってた図鑑でその花のページを開いてロンに渡す。
「勤勉な彼女なら実物を見せてあげたら喜ぶさ」
ロンはフレッドの「実物を見たやつはあんまりいない」と言う言葉に少し引掛かったが
図鑑に載ってる綺麗な花をハーマイオニーに見せて喜ぶ姿を想像する内にそんな言葉はすっかり忘れてしまった。
「それで?この花何処にあるの?」
双子は揃って悪戯をする時みたいに笑うとロンに紙の切れ端を渡した。
「ここからの行き方を描いておいてやったよ」
「なんて俺らは弟思いなんだ!!」
フレッドは感激して泣き出す真似をしながら言った。
「さて、それじゃあロニー坊や」
「俺たちはもう寝るとするよ」
「「君の健闘を祈る!」」
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