三次元短編
□お揃いのボーダー
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「えっ!!あ、な、何でもないYO。うん、何でもない。気にしないで。」
アタイは慌てて頭を左右に振り冷や汗を浮かべる。
朱ちゃんにそんな言葉が通用するわけなく、ご立派な餌袋をふくらませてアタイを見てくる。
やっぱり好きな子には勝てないか…。
でも、そんな可愛い顔されても、無理だって!!
皆、そうじゃない!?
好きな子に告白だYO?
あわわ…。
すんごい見られてるんですけどぉ…。
「智秋さ〜ん?さっきから何考えてるんですか?」
「ちょっと、今あがっちゃって…。ごめん、朱ちゃん。また後で。」
逃げるようにして朱ちゃんの所から離れるアタイ。
もしかして、アタイ…サムカワじゃなくてヘタレてた…?
と、とにかく告白は後日改めてってことでいいよね。
それまでリーダーに取られないように死守しなきゃNE…。
おわり
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