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□とある日の雨
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「ちょっと降ってきたじゃないのよ。」

「それも俺のせいかよ!」

とある日の雨



それは突然だった。いつものように帰りにウダウダ言いながら歩いていると、声をかけられた。

「ちょっと!!あんた何シカトしてんのよ!」

「ウワッ」

あいさつ一つなしに雷槍をぶっ放す常盤台の学生。それをあまりに馴れた手付きで相殺する少年。「あぶねぇーなビリビリ」
「シカトするあんたが悪いのよ!それと、あたしには御坂美琴ていう名前があんのよ!今日こそあんたを……」

そこで会話が切れた。
「「雨だ…」」
殆ど同時に述べられたその言葉にお互い顔を合わせる。


「そんな事よりも走るぞ!このままだと2人ともびしょ濡れになっちまう。」

差し出された右手に同様している美琴を不思議そうに眺める上条。
「/////………」
差し出された右手をしっかりとにぎって走り出したふたりであった。
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