黒神book

□その先に……
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「慶太さん。」
「!!!」         突然後ろから声を掛けられて思いっきりビクッとしてしまった。
「あぁ…クロか。
なんだ寝れないのか?」
「………」
「どうしたクロ?」
「……あっいいえ…なんでもありません。」
「?」
「そんな所いないでこっち来いよ。」
ここはマンションのベランダ。ひとりで窓の近くに立っているクロを見るとまるで喧嘩をしたみたいに間がある。だが実際喧嘩などは一切していないが……
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