我愛尓《うぉーあいにー》

□美人薄命
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こんなところで立ち話もなんだから、ということでミツバさんを屯所の応接間に通そうと中に案内する



すると廊下の前から山崎さんがやってきたので、総悟を起こすよう頼んでおいた



折角総悟の大好きなミツバさんが来たんだもん、呼ばなくちゃね




応接間で総悟を待ちながらミツバさんと話していると、しばらくして近藤さんがやってきた





「あら、近藤さん」






「いよぅミツバ殿、この度は結婚するんだって? 式には是非、真選組総出で出席させて貰うよ!!」




そういって近藤さんは、ミツバさんの向かいに座っている私の隣に腰を下ろしたので、私は近藤さんにもお茶を出す



ミツバさんはお茶を一口飲んで話しだす






「でも正直、結婚なんてもう諦めていたのよ?こんな身体だし、こんなオバサンだし
誰も貰ってくれないって…感謝しなきゃね」






「いやいや、ミツバ殿は昔となんも変わらんよ!綺麗で、おしとやかで、賢くて…


総悟も凛ちゃんも良く話していたよ、自慢の姉だって」






『ホントにおめでとう、お姉ちゃん!』





ありがとうね凛ちゃん、と言ったお姉ちゃんの顔はとても幸せそうだった





《結婚は女の墓場》などと言ったものだが、お姉ちゃんを見ているだけではそんな事は感じられなかった







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