我愛尓《うぉーあいにー》
□愛されている証拠
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『───…という訳で今に至ります』
「……ふぅーん、成る程ねェ」
くだらない理由ですみません、と言葉を付け足し、しょげる凛に銀時はニヤニヤしながら答える
「まったく、総一郎くんも素直じゃねェな」
「凛は悪くないアル!これはあのサドヤローが全部悪いネ!!」
『…ありがとう、神楽ちゃん
でもね、手を出したのは私だからそれに関しては私が悪いの』
総悟は私に手を上げたことなんて一度も無いのに、そう力無く笑って言うと神楽少し困ったような顔をして銀時を見つめた
「…銀ちゃん、どうするアルか?
まぁ私はこのまま凛が万事屋に居てくれるのは嬉しいアルよ」
「でもあの真選組ですよ?きっと血眼になって凛さんのこと探してるに決まってるじゃないですか!」
『あー…それはないよ、多分
手紙で少し脅してきたし、今日になっても探されないってことは、私なんてどうでもいい存在だったんだよ』
お茶片付けてきますね、そう言って小走りで台所に向かった凛を見て万事屋の3人はいたたまれない気持ちになった
「銀ちゃん、なんか凛……悲しいアル」
「真選組に必要ない存在なんて…そんな事ある訳ないじゃないですか!皆あんなに凛さんのことを溺愛してるのに…」
「─────気持ちのすれ違い…か
よし、愛しの凛ちゃんのために銀さんが一肌脱いでやろうじゃないの」
そうして銀時の計画が始まった
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